その跳ねた髪の毛の彼女へ。

私と2011年9月16日に生まれた娘さんとの生活を徒然と。

思い出はいつでも優しい

なんかさっき銀色夏生氏の詩集読んでたら、こんな詩があったので書き出してみる。
メッセで話してたときに見たんだけど、余りにもタイムリーだったので・・・。

もう、顔がスキだからとか、ちょっとカッコイイからだとか、声がスキだからとか、背が高いからとかで、恋したりしないようにしよう。
なんだってあんなにも好かれてない人を追いかけて、悲しく傷ついてばかりだったんだろう。バカみたいだ。
やっぱり、相手が自分に興味をもってるとか、気が合うと思ってくれてるとかなら話は別だけど、自分の事ちっとも好きでないとわかってる人を、本当に態度で(今、思えば)ありありとわかっていたのに、相手の迷惑もかえりみずに、しつこく追い回していた私。
といっても、一応、気持ちを押さえにおさえて、電話も10回かけたいと思っても1回にしたし、ときにはもう冷めたフリもしたりしたんだけど、そんなのあの人には全然伝わってなかったよね。
あんなにいいかげんで、だれにでも愛想がよくって、恋人にしたら苦労するだろうなーって思ってたはずなのにいつの間にか好きになってしまって。気がついたらふりまわされてた。
本当に、性格もあわないってわかっていたのに……。
でも、あの人も悪いと思う。
きっと、すごく悪いと思う。
だって、すくなくとも私はできるかぎりの意思表示はしたのだから。
最初に私がそれとなく告白した時点てはっきりフッてくれてたら、こんなことにはならなかったはず。
もちろんその瞬間はすごくつらいかも知れないけど、一晩泣いて、さっぱりとあきらめられたはずだから。
けっこう受け止めるそぶりを見せておいて、実はそれほど思ってなかったなんて残酷だよね。
愛されるのがすきで、愛されたがっていて、愛されることに甘えているヤツ。
やさしいからはっきりと断れないってウソだと思う。本当にやさしい人っていうのは、相手を傷つけないように時には強く言える人だ。
あの人の場合、やさしいのではなくてつめたくて弱いんだ。
それに、もっと許せないのは、私の前ではいっけん男らしく落ち着いた態度をとってたくせに、タカオくんにぐちぐちと相談してた事。
きっと困ったなあなんて言いながら、自慢してたんだよね。
本当にヒドイ。
もう顔をあわせられないよ。
きのう、ミイちゃんから聞いて、すごくショックだった。

もう、ヘンな恋はしない。
感じがよくて調子のいい男を追いかけたりしない。
友達がみんな、やめた方がいいよと言ったら、ちゃんとやめる。
私だけが知ってるあの人のいいところをみんなは知らないから・・・・・・なんて自分をはげましたりはしない。
あっちにもこっちにも女がいるような男を「ウワサなんて信じない」なんて一途に信じたりしない。
思いつめて、せいいっぱい勇気をだして問い詰めた時でさえも、答えをあやふやにごまかすような男を、何か訳があったのかも知れないなんて許したりかんかも、もうしない。
自分に落ち度がないように慎重に言葉を選んでいて、約束をしないようにしてて、そのくせ人の弱みにつけこんでキスしたりして、責任をとらなくてすむ程度までやるだけやって逃げるような男に、もうもう二度と、だまされたりしない。
優柔不断で、思わせ振りで、いいのがれのうまいただのバカだった。

恋する女の子を、だまして泣かせて傷つける世界中のヒドイ男よ、みんなみんな今すぐに地獄へ落ちろ。

最後の一文にかなりときめいた、本気には本気で返してあげないといけないと本気で思います。
これって女性から男性へ宛てて言っているけれど、逆だって十分にありえるよね・・・。
優しいって言葉の意味を間違って捉えないで欲しい・・・本気でそんな事を考えてしまいます。