その跳ねた髪の毛の彼女へ。

私と2011年9月16日に生まれた娘さんとの生活を徒然と。

今だけは思い出しても良いんだよ

最近ずっと睡眠不足が続いてフラフラなのですが、母方のお墓と先日の福知山線の脱線事故で亡くなった友人の家に行って来ました。
色々家族の人ともお話できました、もうあれから100日程経っていますが時間が経ってからこうやって見ると寂しさが余計にこみ上げてきます・・・。
事故直後はもう一体何が起きたのかも分からない状態・・・というか、まだ他人事の様に考えてる自分が居て告別式が終わった後でもその感覚は拭いきれなかったのですが、時間が経った今余計に喪失感を強く感じてしまいます。
自分の好きな本

サミア (角川ルビー文庫)

サミア (角川ルビー文庫)

の中に

「死んだばあちゃんが言ってた。死んだ人の一番の供養は、早く忘れてやることだって。あんまり死んだ人のことばかり考えていると、その人は天国で眠っていられなくて、下界に降りて来るんだって」
「でも思い出してもやらないなんて、そんなのかわいそうじゃないか」
「それは生きた者の感情だろ?死んだ人には通用しないさ」
「そんな・・・」
「だけど、お盆にだけは思い出してもいいんだって」
「じゃあ、今は考えてもいいんだ」
「・・・・・・うん」

なんて行があるのですが、まだ私はそこまで達観できないっていうのが正直な所でしょうか。
でもこんな事故が二度と起こらぬよう、JRには誠意を持って対応してもらいたいです。
それでも事故で亡くなられた人たちが戻ってくるわけではないけれど、それが一番の供養にもなると思いますので・・・。